【noiサプリメント】栄養素のお話⑲ ビタミンKについて

ビタミンK 化学名 Phylloquinone menaquinone

 
こんにちは!
管理栄養士のI♡です。
 
ビタミンKってご存知ですか?今日はビタミンKについてお話しますね。
 

ビタミンKとは      

ビタミンKは、ビタミンの一種です。食べ物から摂るほか、腸内細菌によって体の中でも作られます。食べ物から摂るのと同じ働きをし、体に必要な量の半分ほどが腸内細菌から作られます。
油に溶けやすい「脂溶性ビタミン」のため、水洗いなどで失われる心配はありせん。
 
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【ビタミンKの働き】
・ビタミンKは、血液が正常に固まるために必要なビタミンです。けがをした際にしばらくすると血液が固まるのは、体の中に血液を固める物質(血液凝固因子)があるためです。ビタミンKは、血液凝固因子であるプロトロンビンが肝臓で作られる時に必要です。
・ビタミンKは、血液が固まるのを抑えるために必要なビタミンでもあります。血液は出血した場所以外では、正常に流れていなければなりません。これには、血液の凝固を抑える物質が作用しています。この物質を作るにもビタミンKが必要です。つまりビタミンK は、血液の凝固と凝固を抑える働きをバランスよくこなしています。
・ビタミンKは、ビタミンDと共に骨の健康に必要です。ビタミンKは、吸収されたカルシウムを骨に取り組むのを助けます。骨粗鬆症の予防に有効です。
 
【ビタミンKが不足すると】
・腸内細菌からも作られるため、不足する心配はありません。長期間抗生物質を服用することで腸内細菌が減少していたり、肝臓に障害がある場合は注意が必要です。
・ビタミンKが不足すると、血液凝固因子であるプロトロンビンが減少し、出血しやすくなります。そして、止血しにくくなります。
・骨がもろくなります。
・新生児の場合、腸内細菌によって作られるビタミンKが不足し、出血しやすくなります。おう吐やひきつけ、けいれんを起こし生命に関わることもあります。そのため、出産した数日後にビタミンKのシロップを飲ませます。
 
【ビタミンKが良く含まれている食品】
野菜類(小松菜、ほうれん草、豆苗など)
納豆、鶏もも肉、卵黄など
 
【ビタミンKはこんな人におすすめ】
・長期間抗生物質を服用している方
・肝臓に障害がある方
 
【ビタミンKを摂りすぎると?】
・食事から摂る分には、摂り過ぎることはないです。また、市販のビタミン剤にはおおむね含まれていないので、サプリメントなどで摂りすぎることもないでしょう。
・血栓症や抗凝固薬(血管の中で血液が固まらないようにし、血液の流れを良くする薬)を服用している人は、ビタミンKの摂る量を制限されることもあり注意が必要です。
 
【ビタミンKマメ知識】
・ビタミンには、A、B、C、D、Eとアルファベットの順番通りに名前が付けられています。しかし次に発見されたビタミンは、ビタミンKと付けられました。これは、血液の凝固に必要な物質として発見されたためです。ビタミンKはドイツ語でKoagulation(凝固)の頭文字から付けられました。
・抗凝固薬に、ワーファリンというものがあります。これは、心臓や血管に病気のある人が飲む薬です。血管の中で血液が固まらないようにし、血液の流れを良くします。ワーファリンを服用中にビタミンKを摂ると、ワーファリンの効果を妨げてしまい、血液が固まりやすくなります。そのため、ワーファリンを服用している方は納豆を食べるのを控えるようにしてください。
 
 
参考文献
◎上西一弘(2008)栄養素の通になる 第3版 女子栄養大学出版部P.152~157
◎中村丁次監修(2005)栄養の基本がわかる図解辞典 成美堂出版P.82~83