【noiサプリメント】栄養素のお話㉜ モリブデンについて

モリブデン 元素記号 Mo

 
こんにちは!
管理栄養士のI♡です。
 
モリブデンって聞いたことありますか?モリブデンについてお話しますね。
 

モリブデンとは      

モリブデンは、微量ミネラルの一種です。人以外にもあらゆる動物の体内に存在します。肝臓に比較的多く存在し、酵素の成分として多様な働きをしていると考えられています。
 
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【モリブデンの働き】
・尿酸を作る際に、酵素の働きを助けます。尿酸は、様々な物質が排泄される際の最後の形で最終老廃物です。
・体内の銅の排泄や糖質、脂質の合成や分解にも関わっています。
 
【モリブデンが不足すると】
・通常は、不足することはありません。
・モリブデンを必要とする酵素が遺伝的に欠落している場合、脳の委縮やけいれん、目の水晶体異常など起きる場合があります。
・完全静脈栄養(栄養素を静脈から、直接注入して栄養補給する方法)によりモリブデンが不足した方が、尿や血液中の尿酸の減少が見られることがあります。昏睡、頻脈などの症状も見られます。
 
【モリブデンが良く含まれている食品】
・豆類(納豆、えんどう豆、緑豆など)
・枝豆、玄米ご飯、精白米ごはんなど
 
【モリブデンはこんな人におすすめ】
・完全静脈栄養を実施されている方
 
【モリブデンを摂りすぎると?】
・摂りすぎた分は尿中に排泄されるため、日常の食生活の中で心配はありません。
・モリブデンを摂りすぎることがなくても、銅の栄養状態が極端に低い場合は、モリブデン中毒のリスクが高まると懸念されています。モリブデンの摂取量が多く銅の摂取量が少ないアルメニア人では、高尿酸血症や関節炎など痛風のような症状が観察されたそうです。モリブデン中毒状態になると、尿酸の合成や分解に影響が出やすいです。

 
【モリブデンのマメ知識】
・モリブデンはステンレス鋼に添加されることが多く、ステンレスの包丁などにもモリブデンを含有しているものが多くあります。
 
 
参考文献
◎上西一弘(2008)栄養素の通になる 第3版 女子栄養大学出版部P.238~243
◎中村丁次監修(2005)栄養の基本がわかる図解辞典 成美堂出版P.125