【noiサプリメント】栄養素のお話61 リコピンについて

リコピン

 
こんにちは!
管理栄養士のI♡です。
 
トマトに多く含まれているとご存知の方も多い、リコピンについてお話ししますね。
 

リコピンとは      

リコピンはカロテノイドの一種であり、トマト、すいか、ピンクグレープフルーツなどに含まれている赤色の天然色素です。リコピンはカロテノイドの中でも秀でた抗酸化作用を持つ成分であり、その効力はβ-カロテンの2倍以上、ビタミンEの約100倍にも匹敵します。
 
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【リコピンの働き】
・血流を改善する効果があります。
リコピンの持つ抗酸化作用は、悪玉(LDL)コレステロールの酸化を抑えるため、血流を改善する効果につながります。血流悪化の一因である血栓(血管内にできる血の塊)が生成される原因のひとつとして、血液中のコレステロールの酸化が挙げられます。この原因に活性酸素が挙げられるため、活性酸素を除去する作用を持つリコピンは、血流を改善することができると考えられています。また、活性酸素は、血液や血管を酸化させる作用も持つため、体の老化を促進する原因にもなるといわれており、リコピンの抗酸化作用は、老化を防ぐことにもつながるといえます。
・生活習慣病の予防・改善効果があります。
リコピンの持つ抗酸化作用は、生活習慣病の原因物質でもある、活性酸素の過剰な発生を抑制するため、生活習慣病の予防や改善に効果的であるといえます。代表的な生活習慣病は、動脈硬化、高血圧、糖尿病などが挙げられ、これらの多くは体内で過剰に発生した活性酸素に起因しています。
・肥満を予防する効果があります。
リコピンの血流改善作用は代謝の活発化につながるため、肥満を予防する効果が期待されています。リコピンには血流を改善する効果があるため、臓器や細胞の働きを活発化させて代謝を上げ、脂肪などが蓄積されにくい体をつくると期待されています。
・美肌効果があります。
活性酸素は、体内で増加し過ぎると細胞を傷つけますが、その対象は肌を構成している細胞も例外ではありません。活性酸素によって肌細胞が傷つけられると、肌の構造に悪影響を及ぼすため、それがしわやたるみの原因となって現れるといわれています。リコピンが活性酸素を抑制することは、肌細胞を守り、健康な肌を保持することにつながるのです。
・視機能を改善する効果があります。
リコピンの持つ抗酸化作用は、活性酸素を原因とする視覚機能の低下に有効であるといわれています。白内障や黄斑変性の予防や改善にはルテインが効果的ですが、リコピンもルテインとの相互作用で効果を発揮することが明らかとなっています。また糖尿病網膜症患者では、リコピンやルテイン、ゼアキサンチンの濃度が低下していることが知られており、リコピンを摂取することの必要性が注目されています。
 
【リコピンが良く含まれている食品】
・トマト
・すいか
・ピンクグァバ
・ピンクグレープフルーツ
・杏子
 
【リコピンはこんな人におすすめ】
・血流を改善したい方
・生活習慣病を予防したい方
・肥満を防ぎたい方
・美肌を目指したい方
・目の健康を維持したい方

 
【リコピンのマメ知識】
リコピンを最も多く含んでいる野菜はトマトですが、その含有量はトマトの熟成する度合いによって大きく異なるといわれています。完熟トマトでは1kgあたり約50mg、熟していないトマトではその10分の1である5mg程度しかリコピンが含まれていません。リコピンは熱に強い成分でもあるため、トマト製品にも豊富に含まれています。北米では、食品由来のリコピンの85%はトマトジュースのようなトマト製品から摂取されていると考えられています。
また、リコピンは生のトマトに含まれている状態よりも、トマトジュース、トマトペースト、トマトケチャップなどの加熱加工を施された状態の方が体内に吸収されやすい構造です。トマト製品に含まれているリコピンは、サプリメントによる摂取と同程度の吸収率であるとされています。
尚、リコピンの効果的な摂取量は1日15mg程度であり、これは大きめトマト約2個分に相当しますが、トマトジュースなら1缶(約150mℓ)で摂取できます。
 
 
参考文献
◎「リコピン」わかさの秘密
 http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/lycopene/ (2015-11-19)