【noiサプリメント】栄養素のお話68 アラキドン酸

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アラキドン酸

 
こんにちは!
管理栄養士のI♡です。
 
今日は耳慣れないアラキドン酸についてお話しますね。
 

アラキドン酸とは      

アラキドン酸とは、γ-リノレン酸とともに、ビタミンFと呼ばれるn-6系不飽和脂肪酸の一種で、体内ではリノール酸からγ-リノレン酸、ジ・ホモγ-リノレン酸を経て生合成されます。広義の必須脂肪酸に分類されています。
肉類や魚介類、レバー、卵などに含まれています。アラキドン酸は乳児の脳や体の発達には必要不可欠な成分で、免疫機能を調整する効果や、学習力や記憶力を向上する効果があります。
 

 
【アラキドン酸の働き】
・学習力や記憶力を向上する効果があります。
アラキドン酸は、脳の神経細胞の主要成分となるため、学習力や記憶力を向上する効果があります。以前は、人間の脳の神経細胞は、3歳までがピークとされており、それ以降はひたすら死んで減っていくだけだと考えられていました。ところが最近になって、大人になっても神経新生が起こっていることが徐々に明らかになってきました。
 
【アラキドン酸が良く含まれている食品】
・肉類
・魚類
・レバー
・卵などの動物性食品
 
【アラキドン酸はこんな人におすすめ】
・学習力や記憶力を向上させたい方
・物忘れが増えたと感じる方
・高血圧を予防したい方
・コレステロール値を下げたい方
 
【アラキドン酸を摂りすぎると?】
アラキドン酸の摂りすぎは、大腸ガンや前立腺ガン、皮膚ガン、動脈硬化、アレルギー性湿疹、アトピー性皮膚炎などの症状を引き起こすとされているため、注意が必要です。
アラキドン酸は様々な効果を持ちますが、摂りすぎてしまうことによってこれらの効果が全て逆に作用するという特異な性質を持っています。アレルギー体質の方や生活習慣病を予防したい方はアラキドン酸の過剰摂取に注意が必要です。
 
【アラキドン酸のマメ知識】
アラキドン酸は体内では細胞膜を構成する主要な成分のひとつで、脳や肝臓、皮膚などのあらゆる組織に存在します。アラキドン酸は乳児の脳や体の発達には欠かせない成分で、特に1歳未満の乳児では、体内でアラキドン酸を合成する力が弱いため、粉ミルクなどにアラキドン酸を添加したものが販売されるなど、その重要度が伺えます。
日本人の食生活に肉類の割合が増えるにともない、アラキドン酸の摂取量はこの50年で4倍になっています。また、リノール酸の大量摂取でアラキドン酸が体内に過剰になることもあります。
 
 
参考文献
◎上西一弘(2008)栄養素の通になる 第3版 女子栄養大学出版部P.42〜43
◎中村丁次監修(2005)栄養の基本がわかる図解辞典 成美堂出版P.64〜66
◎「アラキドン酸」わかさの秘密
http://www.wakasanohimitsu.jp/seibun/arachidonic-acid/ (2016-03-14参照)