ロゼワインはバカンスの味・・・ロワイヤルじゃないパリの平民レポート第4弾

パリ在住の特派員YTがお届けする「ロワイヤルじゃないパリの平民レポート」。

4回目のテーマも「バカンス(vacances)」です。

 

cote dazule

 

バカンス真っ盛りのフランス。テレビでも毎日といっていいほど、バカンスのニュースが流れます。
交通渋滞情報から海や湖での水難事故、再び賑わいを取り戻しているという注目の避暑地からのリポートや、今年のバカンスの過ごし方の傾向など。

そんなバカンスの光景に、ちらちらと映り込むのがロゼワイン。

真っ青な海を目の前に、パラソルの下の真っ白な長イスに横たわり本を読む人の隣に置かれているのは、ワインクーラーの中で冷やされたロゼワインのボトル。
毎年同じキャンプ場でバカンスを過ごす家族たちが、久しぶりの再会に乾杯するテーブルにもロゼワイン。

パリ市内のワイン屋のウィンドウもこの時期、は一面ロゼワインが並び、スーパーのワインコーナーでも最も目立つプロモーション台を占領します。

 

salon de vin

なぜバカンスにはロゼワインなのでしょうか。
考えられる理由はまず、バカンスで人が押し寄せる地中海に面した南仏プロヴァンス地方が、ロゼワインの産地だということ。

ビーチやテラスでゆっくりと地ワインを飲みながら過ごすひとときは、まさにバカンスの醍醐味です。

そして味わいと値段。

ロゼワインは他のワインに比べて比較的手頃な価格帯に種類が多く、飲み口がフルーティなので、食事と合わせずそのまま飲んでも十分美味しくいただけます。

またフランス人が好むサラミやハムなど、アペリティフでつまむものとの相性が良く、食事と合わせる場合でも肉でも魚でも野菜でも、全てに対応してくれる万能選手なのです。

とにかく難しいことは考えず、さんさんと降り注ぐ太陽の下でも、家族や友人が集まって語らうアペリティフの時間にも、肉も魚もなんでも焼いちゃうバーベキューの夕食でも、ロゼワインさえあればそれでいいんです。

「ワインクーラーに冷えているのはいつもボランジェだけ」というジェームス・ボンド気取りの人はさておき、きりりと冷えたロゼワインは南仏の高級リゾート地に集まる優雅な人にも、自炊が基本の安いキャンプ場を利用する庶民にも、フランス人にとっては「バカンスの味」なのです。

 

monoprix_vin

ちなみに、我が家の食卓によく並ぶロゼワインはバンドールが多いです。きりっと辛口。
コート・ド・プロヴァンスは軽やかなものが多いので、ガブガブ飲むには良いですねー。

また、日本にはあまり入っていないので参考になりづらいですが、イルレギーもおすすめ。

こちらはバスク地方のワインです。

地ワイン!って感じで、全然商業的じゃないので、パリでもなかなか手に入りません。