秋の定番イベント「Foire aux vins」って何!?・・・ロワイヤルじゃないパリの平民レポート第5弾
パリはすっかり秋。
ついこの間まで「バカンスが…」なんて言っていたのが嘘のように、肌寒い日が続いています。
いつの間にか街行く人の服装もモノトーンへ移りつつあり、風の強い日はコートの襟を立てて歩く姿も見られます。

パリ在住の特派員YTがお届けする「ロワイヤルじゃないパリの平民レポート」。

5回目のテーマは、パリの秋には欠かせないイベント「Foire aux vins」です。

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Foire aux vinsって何!?

夏の思い出を引きずりながら、センチメンタルな気分にもなりますが、寒くなってからの楽しみもまたいろいろあります。
その代表はやっぱりワイン!秋になると美味しい料理に合わせて、ゆっくりとワインを楽しみたくなりますね。
フランスでは夏休みが終わるとすぐ、スーパーやワインショップでFoire aux vins というワインフェアが開催されます。
特に大型スーパーでは特設売り場を広く取って、これでもか、とワインが積み上げられます。
この時期だけは特別に普段仕入れていないワインも数多く取り扱い、まとめ買いで割引きがあるなど、とてもお買得。
またボルドーの格付けワインなど、高級ワインも数量限定で仕入れていたり、普段のスーパーの域を超えています。
どのスーパーもワイン専用のカタログを作り、近隣の住宅に配ったりして、気合い十分です。
「だけどこれだけあると、ワインって難しいから選ぶのが大変…」と思うのはフランス人も同じです。
フランス人というだけでワインに詳しいというのは、全くの偏見です。
そんな迷えるフランス人のために、この時期「いかに Foire aux vinsで賢くワインを購入
するか」という特集を組む料理雑誌がたくさんあります。
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一体ワインはどれを買うとあたりなの!?

各地方の当たり年は何年か、メダルシールの貼られたコンクール入賞ワインは本当に美味しいのか…。
コンクール金賞ワインや○○協会推薦のようなシールが貼られているワインは、実はそのシールを貼るために生産者がお金を払っているので、シールのないワインよりも美味しいと保証するものではない、などと書かれた記事を読むと、余計選ぶのが難しくなってきますが、結論としてはどんなワインが欲しいか、予算はどのくらいかをまず明確にした上で、事前に各店のカタログを入手し情報を仕入れてから購入リストを作ってから店に行こう!という、割とありきたりなアドバイスで締めくくられています。
事前調査をして、その場の雰囲気に惑わされないことが大事なようです。
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私も事前に入手したカタログを手にワイン売り場で選んでいると、カタログにたくさんの書き込みやマークを付けた男性が、カートを押してやってきました。
事前調査バッチリ、かなり買い込む様子です。
店員にカタログを見せながら、あれこれ話し込んでいます。その姿はもう、Foire aux vins のプロといった感じ。
何気なく近づいて聞き耳を立て、その人が選ぶワインと同じものを買ってみようかなー、と迷い始めている私はまだまだFoire aux vins の修業が足りないようです。