定期券でどこまでも・・・ロワイヤルじゃないパリの平民レポート第6弾
今回はパリの公共交通機関のお話。
9月1日からパリの公共交通定期パスが、距離に関係なく一律料金になりました。
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パリの庶民の足と言ったら、なんといってもメトロ。
私は個人的にメトロを軸に、メトロでは行きにくいところへは、バスやトラムを利用する、という使い方をしています。
「メトロって汚いし、臭いし、危険だわ」と敬遠するややリッチな方もいるようですが、
我々庶民はやっぱりメトロ。毎日の通勤やお出かけには安くて便利です。
先日初めてパリを訪れた日本の知人も「パリの地下鉄ってとっても便利」と、感心していました。
何が便利かと言えば、1枚のチケットで地上に出るまでは何度でも乗換えができるし、同じチケットでメトロのみならず市バスもトラムも、近郊線RERにも乗ることができるんです。
これらは全て RATP(パリ交通公団)が運営してるので、チケットや料金体系が全て同じなのです。
シンプルでとてもわかりやすい。
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そしてなんと9月1日より、メトロの定期パスが距離に関係なく一律料金になりました。
Passe Navigo (パス・ナヴィゴ)というIC チップの入った、東京でいうとSuicaやPasmoのようなパスで、
パリ市内に通勤、通学している人はだいたいこのパスにひと月ごとに定期券をチャージして利用しています。
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今までの料金体系は、イル・ド・フランス県を5つのゾーンに分け(パリ市内はゾーン1)、ゾーンごとに料金が定められていたのですが、今月からゾーン区切りなしに一律、今までのゾーン1と同じ金額の70ユーロになりました。
とは言え、料金を一律にするには今後の赤字も確実で、問題点も多いのですが、深刻化する大気汚染を減らすために、マイカー通勤をしている人を公共交通機関の利用にシフトさせる狙いもあるので、RATPだけではなく、他の企業の協力もあるのだとか。
このパス・ナヴィゴ。パリ居住者だけでなく、短期滞在者用のNavigo Decouverteというパスもあり、月曜から日曜までの1週間チャージすることもできます。
購入には証明写真とカード代5ユーロが必要ですが、1週間以上頻繁にパリに滞在するという人には、とってもお得です。
もちろん1日フリーパス券なども充実しているので、滞在期間によって選べます。
もちろんどれも1枚でメトロにも市バスにも、トラムも近郊線も乗り放題!
パリに住んでいると、「あー、日本ならもっと便利なのになー」と日本のきめ細やかなサービスを懐かしむことが山ほどあるのですが、こと公共交通機関に関しては複雑なことが何一つない(できないのかもしれない)フランス流が、非常にありがたく感じます。
「同じチケットで何にでも乗っちゃいなよ」という、非常にざっくりとしたサービスが、実は言葉の分からない旅行者や外国人にとっては、最高のおもてなしなのかもしれません。